投資を知って始めよう

 

まえおき

身の回りに大学生や20歳前後の人が増えてきたので、私自身が社会に出るまでに知っておいて始めておけば良かったと思った「投資」について書いておこうと思います。ここでは分かりやすく「株」や「株価」を中心に「投資信託」まで話します。実際には債券やREITなど様々な投資対象がありますが、聞き馴染みのあるモノで説明した方が分かりやすいので。最初に断りますが、これを共有しても私の手元には1円も入ってこないので、騙したりする意図は全くないです。純粋に知ってた方が良いよ、というつもりで書いてあるので安心してください(

株ってなに?

会社が資金を必要とした時に発行するのが株で、株を投資家が買うと、会社は資金を入手できるメリットがあります。投資家が株を買うメリットは配当金を貰えることです。例えば、任天堂の株を1株買うと、持ち続けていれば毎年1000円くらい貰えます。また、株価が値上がりすればそれでも儲けられます。

株や投資は危険なの?

親世代から、投資はギャンブルで損するからやっちゃいけない、と教わる人が多いと思います。それは半分正解で半分大間違いです。一攫千金を狙って怪しげな会社の株に手を出すと失敗します。

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一方で任天堂やNTT、海外ではAppleAmazon、コカコーラ、マクドナルドなどは比較的安全な株で、こういったモノに手を出すのが重要です。

親世代は銀行の対面販売で株や投資商品を購入するのが一般的でしたが、このような場合は投資家が儲けるためではなく銀行自身が儲かる商品を売りつけてくるので、手数料ばかり取られて美味しくないです。

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また、バブル崩壊も経験しているため、投資は悪と刷り込まれてしまっています。しかし、世の中には数多くの株式会社があるわけで、株は社会に必須のシステムのはずです。もしこれがギャンブルだとしたら社会が回りません。正しく買えばちゃんと会社も投資家も美味しいWIN-WINな結果が待っていてもおかしくありません。

何を買えば良いの?

ネット上で世界中の会社の株を買えるので、何を買えば良いのか迷うと思います。ただ、これは答えが出ていて、結論を先に言うと「インデックス型の投資信託を買う」です。頭の中が???ですよね。順に説明します。

投資信託って何?

聞いたことはあって、なんだか怪しい商品というイメージの人がほとんどだと思います。

投資信託とは、簡単に言うと株のセット販売です。

実際に見た方が早いので、例えば「 eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)」という商品名の投資信託を見てみましょう。投資信託の単位は「口」なので、これを1口買うと、この中は次のようになっています。

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eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)の内訳

これを買うと、ファーストリテイリング(=ユニクロ)、ソフトバンクKDDI、など錚々たる国内企業の株を書いてある比率だけ一括して入手することができます。

これが投資信託です。

株で失敗する中でよくあるのは、ある一つの会社にまとめて資金を投入したものの、その会社の業績が悪化して株が紙クズになるようなパターンです。しかし、投資信託は様々な会社の株をつまみ食いできるため、一つの会社がコケても影響が小さく、リスクが少ないと言えます。もちろん、大儲けもできませんが。

インデックスとは何?

投資信託の種類は「アクティブ」と「パッシブ(=インデックス)」の2つに大別されます。

アクティブとは、超腕利きの投資家にお金を預けて、その人の能力に任せてお金を運用してもらう仕組み。

インデックスとは、日経平均や米国のNASDAQなどに合わせてAIが買い続ける方法で、日経平均が高くなればインデックス投信も値上がりする、というようなものです。

いまいちピンとこないと思うので、インデックス投信を具体的に紹介します。先ほどの eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)がそうなのですが、チャートを見てみましょう。

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ピンク:日経平均  青:eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)

この商品は、日経平均が上がればこの投資信託も上がる、逆も同じ、といった特徴を持っています。何を指標(インデックス)にするかは商品ごと異なりますが、人の意思がない投資信託という点は共通しています。

詳細は書き出すとキリがないのですが、インデックスの方がアクティブより安定して確実に値上がりを期待できることが知られていて、基本的にはまずこちらを見ましょう。

どのインデックス型投資信託が良いの?

これもある程度の方向性は世間で決まっていて、米国の指標を使った投資信託が最も安定しています。逆に、日本は衰退の一途なので避けたいです。

代表的な指標として日経平均株価と、米国のNASDAQを比べます。

 

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青:日経平均 赤:NASDAQ

5年前を基準にどれくらい金額が増加したかを示しています。

NASDAQは150%以上の伸びを見せましたが、日経平均は40%程度と見劣りします。

つまり、NASDAQに合わせて増減する投資信託を持っていた方がよりお金が増えるということです。これは米国がGoogleAmazonFacebookAppleMicrosoftのGAFAMと呼ばれる巨大企業を持っていることが最近の理由で、日本は足元にも及びません。

でも、GAFAMなんて最近でしょ?と思うかもしれませんが、1991年から比較すると以下のようになります。

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青:日経平均  赤:NASDAQ

日経平均は過去30年間でほぼ横ばいです。一方の米国NASDAQはなんと3000%以上も増えています。メジャーリーグの年俸が驚くほど高いのはこういうことです。そもそも持っているお金の量が違いすぎるのです。

といった具合に、冷静に投資をするのであれば、米国の指標を使ったインデックス型の投資信託を買うのが現状のベストです。

どれくらい儲かるの?

これは人によるので何とも言えません。ただ、早く買って長く長く持ち続けると増やせる確率が高いということはNASDAQの指数をみれば分かります。つまり、1年で大儲けしようとすると今回のようなコロナで大損しますが、20-30年持ち続ければ、3000%は分かりませんが、かなり上がりそうな期待はできますよね。

どこで買うの?

これはネット証券一択です。具体的には、SBI証券楽天証券マネックス証券あたりがメジャーですね。20歳以上であれば学生でも口座をつくれます。店舗型の対面販売は販売員に誘導されて搾取されますのでやめましょう。

お金持ちしかできないのでは?

よく株は金持ちがより金を増やすためにやるものだと言われますが、それは明確に違っていて、誰でもできます。金額指定といって、毎月1000円とかで買うことができるので、思っているよりハードルが低いです。たとえ1000円だとしても、3000%増えれば3万円ですよね?少額でも若いうちからスタートして、50歳くらいに実っているというのが理想的だと思います。

まとめ

恐らくこれを見て、儲かるじゃん!と飛びつく人はほとんどいないと思います。疑ってかかる人が大半で、怪しい目で最後まで見ているのではないでしょうか?それで良いと思います。これをきっかけに興味を持ってもらい、ここで示したキーワードをネットで検索するなどして自分で知識を身につけていくのが一番重要です。

次回以降、なぜ親世代は投資をしないのか(しなくてよかったのか)、NISAとは、あたりを書いていきます。(いつになるやら)

 

ではでは。

コロナ対策に感じる不安はどこからくるのか【政治的意図はないよ】

とてもご無沙汰しています。Aguasです。

あまりにもブログが見にくいのが嫌になり、いろいろとお勉強していたら時間が経ってしまいました。

色々と技を身につけたので、またちょこちょこ書きます。

今日は、コロナウィルスに対する対策について思っていることを整理しました。

 

おことわり

こういう話題は政治的な側面を勘繰られたり、政権批判だと言われがちですが、そういった意図はありません。

一方で、主に政府から発せられる内容を鵜呑みにし続ける姿勢が正しいのかというとそれは違うと私は考えています。これは政治だけでなく仕事や学校でも同じ話ですが、「自分ならこう考える」、という意見を常に持ち続けることがとても大切だと思っているので、ここでは一方的に私の思っていることをまとめているに過ぎない、ということをご承知おきください。

コロナ対策に対する漠然とした不安

昨日、緊急事態宣言が発令され、それに基づいた様々な対策が打たれようとしています。

政府から伝えられる情報は様々ですが、どれもチグハグであったり、何か足りないのではないか、といった思いが払拭できずにモヤモヤと不安な気持ちで過ごしている今日この頃です。皆さんはいかがでしょうか。

なぜこのような気持ちになるのか、整理してみました。

目的は何か

当たり前の問いです。皆さんは何が目的でコロナ対策をしていると考えますか?

「コロナに感染しない」「病気にならない」「人にうつさない」といったところでしょうか。

私もそう思っていました。

しかし、思考を重ねると、その考えは少しだけ浅くて、もうちょっと深堀りしなければ、心の不安が解消できないと感じました。

そして、あれやこれやと考え続けて、行きついた目的は「生活をする」でした。

目的別の整理①「病気にならない」

何を言っているんだ?と思いますよね。今から説明します。

ここで、ロジカル・シンキング(論理的思考法)を使って整理していきます。

ロジカル・シンキングは、お題目を最上位において、その下に要素をぶら下げていく方法です。やってみます。

では、目的を「病気にならない」にしてみましょう。

そうすると、このような整理ができます。

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それっぽいですね。

まず「免疫」。

「ワクチン」はジョンソン&ジョンソンが来年出すワクチンが最速なのでそれに期待するしかありません。また、「感染後回復」はさすがに乱暴ですね。

なので、現状は「対処」しかできないという考えに至ります。

ここで、よく考えてほしい。

例えば学校。ずっと休むことになった場合、その間の学習や受験はどうしたらよいのでしょうか?

例えば仕事。休業が続くと倒産します。どうやって家族を食わせていけばよいのでしょうか?

この不安が解消できないと、何が起きると思いますか?

学校関係者は授業を再開してしまうでしょうし、仕事は休めませんよね?

そうすると、目的の「病気にならない」は達成できません。

これが我々が抱くモヤモヤの正体だと考えてます。

そんな不安に負ける人が悪い?
脱落するやつが悪い?
人様への迷惑を考えろ?

ここで思考を放棄してはいけません。

この場合に疑うべきは、目的と置いた「病気にならない」は設定として正しかったのか、という点です。

目的別の整理②「生活をする」

私が今の時点で行きついているところです。

同じように整理します。

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こうすると視点が一段高くなり、「病気にならない」だけでなく、「生活水準の維持」つまり日常を続けるという手段を入れることができるようになります。

問題は、「休校⇔教育」「休業⇔収入」がトレードオフの関係であることです。

そこでこうします。

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教育と収入のそれぞれに手段を増やしました。これでトレードオフは解消されます。

正直、WEB授業はなかなか現状は機能せず、課題山積だと理解していますが、ここでは説明として置かせてください。

収入については給付することで休みやすくなりますね。特に中小の経営者にとって良いと思います。経営者の多くは、社員に食わせなければいけないという思いで休業できずに頭を抱えているはずです。これで少しは安心できるのではないでしょうか。

給付の対象はいつの時点の低所得者

給付するって言ってるだろ!

そう言われそうですが待ってください。

政府は、ある時点で(恐らく5月において)著しい損害によって低所得者となった人に対して給付すると言っています。

ですが、現在の収入で語っても仕方がありません。

なぜならば、コロナがいつまで続くか分からないので、未来の収入まで鑑みた対策にしなければいけないからです。

そして、その未来に誰が失業しているかという予測を立てるのは不可能に近いです。

つまり、国民全員にひとまず一律に配っておいて、コロナが終息した翌年の確定申告などで、給付が必要でなかった人から返してもらう、が妥当ではないでしょうか?

この不安が解消されないと、休業しないお店は一定数出てしまいますし、計画できずに無理をして倒産してしまい、つらい思いをする人で溢れてしまう気がしてなりません。

政府には高い視点で語ってほしい

政府の発信を鵜呑みにしない、というのは以上のような考えです。もちろんもっと視点があるはずですが、この場では書ききれないので割愛します。

政府から発せられる情報が、なんともしっくりこないのは、「休むに休めないんだよ!」という声に応えられてないからだと思います。

これは、批判ではなくて切実な訴えではないでしょうか。

基本的に人と接触しないことに私は賛成なので、それが安心してできる環境づくりを両輪で語れるような高い視点でリーダーシップを発揮してほしいです。

ちなみに、立憲民主党は色々とネットではこき下ろされていますが、この点についてはまともな事も言っていますし、自民党の一部の会派も似たような事を言っていますので、彼らには頑張ってほしいと思っています。

最後に

めちゃくちゃ堅苦しい話ですが、日本国憲法は、国民が国を縛るもので、これは我々の権利です。法律はその逆で国が国民を縛ります。

その憲法25条には、「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」とあります。

健康はまあ良いと思います。でも、文化的な最低限の生活が崩壊しそうですね。なので、国民はもっと政権にガンガン言って良いはずです。

若い人は特に良い子すぎて、誰かに飼い慣らされてしまっているようで不安です。

人の行動に意見することをみっともないという風潮があるように感じますが、そのまま進んでいくと、意思のない者は社会に出て淘汰されます。

やみくもに政権のやること成すことを批判するのは違いますが、言うときは言う、これはどんな場面でも必要です。

私を含めて、自分の意見を語れるようになっていきたいですね。

ではでは。

 

Aguas的アニメ感想文@年末年始

あけましておめでとうございます。

 

年末年始はあちこちに行っていましたが、移動時間や夜は時間があったので、Prime Videoでアニメをめちゃくちゃ観ていました。

 

せっかくなので、昨年11月末から昨日までに観た以下について備忘録的に感想文を書いてみました。10点満点でザックリ評価もつけています。ネタバレはなしです。

 

鬼滅の刃

Dr.STONE
炎炎ノ消防隊
約束のネバーランド
・色づく世界の明日から
魔法使いの嫁
SHIROBAKO
花咲くいろは

 

⬛︎鬼滅の刃 9/10
鬼によって家族を壊された竈門炭治郎が、鬼への復讐を誓い、鬼の存在の謎を追い、生き残った家族を助けようとするストーリー。


キャラクター、世界観、作画、テンポと文句の付け所なく良かった。
もう少し引き延ばしても平気だと思うくらいサクサク進んで勿体ないくらい。
復讐の対象である鬼を哀れみ理解しようとする炭治郎の描写も凄くよい。
炭治郎の必殺技である「水の呼吸」の描き方が特徴的で好み。
禰豆子が強いのに弱いのが良くて、竹を咥えさせているデザインも好き。
残り1点は、映画と2期への期待。

 

⬛︎Dr.STONE    6/10
人類が謎の石化に見舞われ滅亡した数千年後の世界で、奇跡的に石化が解けた主人公の千空たちが、滅亡前の科学技術を駆使しながら生き抜こうとする物語。


物づくりとか科学が好きならハマれる内容。
千空のチート感が半端ない。
1期は助走期間にも感じたので、2期から爆発したら一気に伸びる可能性あり。
 


⬛︎炎炎ノ消防隊 7/10
人が突如として発火し焔ビトとなる恐怖から人々を守るために結成された特殊消防隊と、その隊員でありかつ自宅の火事によって人生を狂わされた森羅日下部が、焔ビトや森羅の過去の謎を解くべく奮闘する物語。


キャラクターの躍動感が伝わってくる戦闘シーンの作画と演出がとても良かった。
バトル物の宿命で、ややインフレ感が出てきているので、それが2期でどうなるかで今後の評価が結構変わりそう。
あと、、、、あずにゃん、、、?


⬛︎約束のネバーランド 6/10
書き出すと全部ネタバレするので書かないが、毎度、展開がひっくり返るスリルのあるアニメ。
世間より評価が低いのは、似たようなストーリーのマイナーなドラマを過去に知っていて、少し先が読めてしまったため。普通はもっと評価が高くて8-9点はあると思う。


⬛︎色づく世界の明日から 10/10
魔法使いの末裔である月白瞳美は、過去のトラウマから魔法を嫌うようになり、また色覚障害となってしまう。同じく魔法使いの祖母は、瞳美を60年前の2018年にタイムスリップさせ、当時高校生だった祖母自身と交流させることで、瞳美が抱える課題を解決しようとする。


期待せずに観たのだが、とても印象に残る作品となった。
基本的には学園もの。刺激は少ないし、キャラの個性も強くなく、淡々と話は進んで行くので、そういうのを期待する人には向かない。
何が高評価かというと、とにかく色づかいが丁寧で綺麗。水彩画の展覧会のよう。色覚障害の影響で世界がモノトーンにしか見えない点を上手く利用した、色の強調にも惹きつけられた。ありがちな現実世界に、スパイス的に魔法が添えられている程度のバランスが、コッテリしていなくて絶妙。付箋の回収をしっかりしつつも、最後まで視聴者に想像させる部分を残してくれる。全視聴後は、すっきりした読了感に包まれる良作。ここからP. A. WORKSの作品にハマった。


⬛︎魔法使いの嫁 5/10
すっごい惜しい作品に感じた。精霊のいる世界観が独特で少し不気味な感じはかなり好き。ただ、全体的に背景描写が少なく説明不足を感じてしまった。時折りみられるコミカルなタッチは箸休めになって好き。シルキーかわいい。


⬛︎SHIROBAKO  9/10
アニメーション同好会に所属した5人の女子高生が、また一緒にアニメを作ることを夢見て卒業した後の日常を描いた作品。全員アニメ関連の仕事や学校に通っている。


この作品の好きな点は2つあって、1つは、アニメを作るための労力が想像を絶することがわかって勉強になること。もう1つは、「夢」とは何かを考えさせられること。学生の時は、「〜になりたい」と具体的に言えないとダメな雰囲気が漂いがちだけれども、決してそんなことはなくて、目の前のことを頑張ってやっていたら、思っていなかった今に辿り着いたり、ある時ふとやりたい事が目の前に現れたり、そういう人生の歩み方も素敵だということを教えてくれる。進路に迷う学生さんは1度観て欲しい。


⬛︎花咲くいろは 9/10
恋人と夜逃げすることになった母親に振り回された結果、祖母が女将を務める老舗旅館で住み込み生活を送ることになってしまった松前緒花が、仲居として成長していく日常を追った物語。


キャラクターの個性がバランス良く、どの人も魅力的で、なおかつ落ち着いたストーリーに噛み合っている。女将の複雑な心情描写が表情を通じて上手く表現されていて、時折りグッとくる。最後まで軽やかに走り抜けてくれるので安心して視聴可能。P.A.WORKSの風景画は本当に綺麗で、それを観るだけでも一見の価値あり。
舞台となった金沢市湯涌温泉の宿は、アニメ終了後に閉館となったが、その後、「彩心-IROHA-」として再開したらしい。機会を見つけて行ってみたい。

 

 

 

100年時代の仕事選び

どうもAguasです。

 

今日は社会に出ることについて書いてみます。

  

といって早速脱線しますが、
社会に出る前に、
そもそも今の世の中ってどうなっているんだっけ?
という社会全体を押さえておくと、
人生設計や仕事選びがしやすくなりそうですよね。

そこで、
特に学生の皆さんにオススメの本を1冊紹介します。
東洋経済から出版されている
LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略」です。

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この本は、
時代が大きく変わっている現代を的確に捉えており、
これから社会に飛び出す人、
または飛び出したが今後どうしたらいいんだろう、
と考えている人に是非推薦したいです。

 

ちょっと長くて申し訳ないですが、
私の解釈や知識も含めつつ、
内容を箇条書きすると以下になります。

 

  • これまでは、①学生、②社会人、③老後、
    3ステージで人生は切り分けができた
  • 一方、先進国を中心に人類が長寿命化している
  • 2017年生まれの子供の平均寿命は105歳
    と推計される(え!!!
  • これでは③老後が50年もあって長すぎる!
  • この高齢者の増加で、
    年金や医療にかかるコストの増加が大問題に
  • この解決策は定年退職年齢を引き上げる、
    または、
    そもそも定年という概念をなくす
  • 少なくとも
    働く期間が10年単位で伸びる
    ことは現実として受け止めるべき
  • そうなると、
    多くの人が一つの会社に40年も50年も
    所属し続ける人生が妥当なのか疑問
  • 色々な経験を積むほうが前向きな人生ではないか、
    つまり転職が当たり前の時代へ
  • すると、
    一つの会社を勤め上げる際には必要だった
    社内スキルが通用しなくなる
  • 反対に、
    どんな世界でも通用する
    ポータブルスキルが求められる時代になる
  • さらに、40-50年もの間、
    無勉強で時代の最先端で活動できるだろうか
  • 棚卸して、
    もう一回勉強するような社会が必要ではないか
  • ということは、世の中は、①学生、②社会人、
    ①学生、②社会人、①学生・・・・・・③老後、になるのでは?
  • もしかして、生涯現役かも・・・・・?

 

といった具合です。

我々の親世代(50-60歳代以上) と
仕事観が噛み合わないことが多いのですが、
それは、このように時代背景が全く異なるので、
考慮すべきことが全然違うからかもしれません。

 

 また、さくら舎から出版されている
日本成長戦略 40歳定年制
経済と雇用の心配がなくなる日

も、これまでにない提言があり興味深いものでした。

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この本では、社会人になっても学ぶ機会を持たなければ
長期に渡る社会人人生はやっていけないぞ、
ということが示されています。
説教臭い本ではなく、
政治や社会へ提言するような話で結構面白いので、
これもオススメしておきます。

 

さて、長い脱線を終えます。
これから就職活動をしたりして
世の中に飛び出そうとする若い人たち
何を重視して仕事先を選ぶべきなのでしょうか。

これは正直なところ個人の価値観なので、
正解がありません。

その前提で私に何か言えることがあるとすれば、
先ほどの背景を踏まえて
以下を重視できればいいと思っています。

  • やりたいことがあるならば、それを実現できそうか
  • ポータブルスキルが身に付きそうか
  • 過度に終身雇用を前面に打ち出していない
    (転職前提の社会では時代錯誤)
  • 視野を広く保て、
    転職の際にも幅の効きそうな会社か

つまり、あまり束縛されずに
身軽に動ける人生を歩めそうかどうか、
を意識しながら仕事探しをすると良いと思います。

 

元も子もないことを言いますが、
合うか合わないかは結局は
仕事をしてみないと分かりません。

Googleトヨタといった
素晴らしい会社に就職できても、
そこに自分がマッチするかどうかは全くの別問題です。

 

なお、今はとっても良い時代で、
皆さんはラッキーです。
転職エージェントがしっかりしていて、
マッチしてないと思ったら、
転職は結構簡単にできるからです。
転職エージェントというのは、
フカキョンがやっているデューダ子、あれです。
将来お世話になる学生さんも多いと思いますので、
今のうちからエージェントってなんだ?
と調べてみるといいと思います。

ちなみに私は大変お世話になって、
良い転職先に巡り合えましたが、
正直、新卒よりも100倍簡単に
仕事を見つけられました。
それくらいエージェントは優秀です。

 

ただし、このエージェントを活用するときに
重要になってくるのは、
今の仕事をどれだけ本気でやってきたか、
という姿勢
です。

これがダメだと良い仕事は回ってこないし、
良い仕事だったとしても、
それを自分自身が活かせないまま、
また転職を繰り返す、
という負のスパイラルに陥ります。

腐らずに良い姿勢を持ち続けることができる。
これは最も重要なポータブルスキルかもしれませんね。

 

話をまとめると、
ある程度は真剣に就職先を選ぶけれども、
あまり考えすぎずに、
ご縁のあったところで一生懸命仕事をして、
その人生経験を持って次なるステップを
エージェント活用や起業、
その他さまざまな仕組みを使って実現していく。
そのようなイメージを持って
仕事について考えてみるとよいと思います。

 

新卒はゴールではなく本当にスタートです。
そこから人生が始まります。
あと、社会人は何だかんだ楽しいですよ。
皆さんが良い仕事に巡り合えることを願っております。

 

ではでは。

 

2つの会社を経験して

どうもAguasです。

やっと書き始めます。

お仕事の話を書きます。

今日の結論は
成果で判断してくれる社会に生きよう!
ということです。
---------------------------------------------
私は現在32歳です。
大学院を出てメーカーの研究開発に新卒で入社。
6年目で転職。
現在は別のメーカーで研究開発をして3年目になります。
恐らくですが、両社とも知らない人はいない程度には
大きな会社だと思います。

そんな2つの会社を経験して思うこと、
それは「仕事は成果で評価されるべき」ということです。

何を当たり前のことを、と学生さんは思うのではないでしょうか。
でも、それが多くの会社でできていないのです。

実体験を交えて以下に記してみます。
---------------------------------------------
1社目は、年功序列、残業代が出る
しっかりと就業時間を管理している、一般的な日本の会社。

2社目は、成果主義、残業代が出ない
期限までに成果があればその間の過ごし方は問われない
少し変わった会社。

私は圧倒的に2社目がいいです。
---------------------------------------------
ここで、1社目の話をします。
その会社は、年功序列で残業代が出るため、
仕事が早く終わるような優秀な社員は残業代がもらえず薄給になります。
効率よく成果を出したのに収入が増えない、
しかも年功序列だから大した評価も得られないのです。

一方、あまり仕事の具合が芳しくない社員は、
沢山の残業をしてちょっとの成果しかあげません。
ですが、残業代が出るので給与はもらえますし、
年功序列なので評価も特段下がりません。

こうなると、成果を出さずにダラダラしていたほうが高収入
というよく分からない現象が発生します。
また、出来る人は出来ない人の仕事もやる羽目になりますので、
だんだん早く仕事を終わらせることが無駄に感じてきます。
---------------------------------------------
次に、2社目の現在です。
期限までに成果が出るのであれば、その間は何時に来ても帰っても良い。
極論すると来なくても良いレベルです。
残業代はないので、成果でのみ給与が決定されます。

そうすると、早く仕事を終えられる社員はさっさと帰宅し、
その空いた時間を趣味に費やしたり、勉強したり、家族と過ごしたり、
とプライベートな空間を得ることができます。
そして、それを活力として、次の仕事も効率的に回せるようになります。
ただし、成果を出せない社員は容赦なく評価が下がり、給与も減額されます。

成果主義と聞くと、タダでバリバリ働かされて骨の髄まで吸い取られる、
ようなイメージが持たれがちですが、現実はそうではなく、
ちゃんとできる人が評価されるシステム、と言えます。
---------------------------------------------
皆さんは「生産性」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。
生産性=収入÷勤務時間
で表すことができ、短時間でたくさん稼いだ方が生産性が高いと言えます。
つまり1社目は生産性が低く2社目は生産性が高いです。

生産性の高い会社の方が、圧倒的に人生の時間の使い方が充実します。

成果が出ないと評価が下がる点は厳しいですね。
ただ、それは健全だと思うのです。

一方、良い循環に乗ることができずに成果をあげられなくなった人が、
社会から取り残されるのはダメだと思います。
ちゃんとやり直しの効く社会であるべきです。
その代表が転職業界の活性化ではないでしょうか。

なお、先進国において日本は生産性が最悪レベルに低く、
それは、古来からの年功序列
残業の習慣が原因というのは容易に想像がつきます。
アメリカの会社とやり取りすることもありますが、
彼らは定時でさっさと帰ります。
残業を沢山させるとすぐに転職してしまうようです。
それくらい従業員の権限が強い社会にしていかないといけませんね。

この、やり直す、転職する、という観点はまた別に記していきたいと思います。

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最後に。

部活でもバイトでもゲームの大会でも良いです。
皆さんには、
成果をしっかり上げることを意識できる人を目指してほしい、
そして、
それを評価してくれる組織に属すことを貪欲に狙ってほしい、
と思います。

そうすることで、充実した時間を過ごせる人生になっていくはずです。

今日はここまで。ではでは。

ブログを始めます

はじめまして、Aguasと申します。

 

ご挨拶ということで

まず1つ投稿しておきます。

 

今日から思ったことを

不定期でチマチマと書いていく予定です。

 

今のところ書こうと思っていることは、

 ①仕事での経験談から書き記しておきたいこと

 ②役に立った本の紹介

 ③今やっているゲームの話

 ④その他、日常系

といったところでしょうか。

 

はてなブログ

というかブログ自体が初めてですので、

これから使い方を勉強しながら

少しずつ読みやすい感じに改善していきます。

 

習うより慣れろな人間なので、

最初は読みにくいと思いますが、

どうぞお付き合いくださいませ。