100年時代の仕事選び

どうもAguasです。

 

今日は社会に出ることについて書いてみます。

  

といって早速脱線しますが、
社会に出る前に、
そもそも今の世の中ってどうなっているんだっけ?
という社会全体を押さえておくと、
人生設計や仕事選びがしやすくなりそうですよね。

そこで、
特に学生の皆さんにオススメの本を1冊紹介します。
東洋経済から出版されている
LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略」です。

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この本は、
時代が大きく変わっている現代を的確に捉えており、
これから社会に飛び出す人、
または飛び出したが今後どうしたらいいんだろう、
と考えている人に是非推薦したいです。

 

ちょっと長くて申し訳ないですが、
私の解釈や知識も含めつつ、
内容を箇条書きすると以下になります。

 

  • これまでは、①学生、②社会人、③老後、
    3ステージで人生は切り分けができた
  • 一方、先進国を中心に人類が長寿命化している
  • 2017年生まれの子供の平均寿命は105歳
    と推計される(え!!!
  • これでは③老後が50年もあって長すぎる!
  • この高齢者の増加で、
    年金や医療にかかるコストの増加が大問題に
  • この解決策は定年退職年齢を引き上げる、
    または、
    そもそも定年という概念をなくす
  • 少なくとも
    働く期間が10年単位で伸びる
    ことは現実として受け止めるべき
  • そうなると、
    多くの人が一つの会社に40年も50年も
    所属し続ける人生が妥当なのか疑問
  • 色々な経験を積むほうが前向きな人生ではないか、
    つまり転職が当たり前の時代へ
  • すると、
    一つの会社を勤め上げる際には必要だった
    社内スキルが通用しなくなる
  • 反対に、
    どんな世界でも通用する
    ポータブルスキルが求められる時代になる
  • さらに、40-50年もの間、
    無勉強で時代の最先端で活動できるだろうか
  • 棚卸して、
    もう一回勉強するような社会が必要ではないか
  • ということは、世の中は、①学生、②社会人、
    ①学生、②社会人、①学生・・・・・・③老後、になるのでは?
  • もしかして、生涯現役かも・・・・・?

 

といった具合です。

我々の親世代(50-60歳代以上) と
仕事観が噛み合わないことが多いのですが、
それは、このように時代背景が全く異なるので、
考慮すべきことが全然違うからかもしれません。

 

 また、さくら舎から出版されている
日本成長戦略 40歳定年制
経済と雇用の心配がなくなる日

も、これまでにない提言があり興味深いものでした。

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この本では、社会人になっても学ぶ機会を持たなければ
長期に渡る社会人人生はやっていけないぞ、
ということが示されています。
説教臭い本ではなく、
政治や社会へ提言するような話で結構面白いので、
これもオススメしておきます。

 

さて、長い脱線を終えます。
これから就職活動をしたりして
世の中に飛び出そうとする若い人たち
何を重視して仕事先を選ぶべきなのでしょうか。

これは正直なところ個人の価値観なので、
正解がありません。

その前提で私に何か言えることがあるとすれば、
先ほどの背景を踏まえて
以下を重視できればいいと思っています。

  • やりたいことがあるならば、それを実現できそうか
  • ポータブルスキルが身に付きそうか
  • 過度に終身雇用を前面に打ち出していない
    (転職前提の社会では時代錯誤)
  • 視野を広く保て、
    転職の際にも幅の効きそうな会社か

つまり、あまり束縛されずに
身軽に動ける人生を歩めそうかどうか、
を意識しながら仕事探しをすると良いと思います。

 

元も子もないことを言いますが、
合うか合わないかは結局は
仕事をしてみないと分かりません。

Googleトヨタといった
素晴らしい会社に就職できても、
そこに自分がマッチするかどうかは全くの別問題です。

 

なお、今はとっても良い時代で、
皆さんはラッキーです。
転職エージェントがしっかりしていて、
マッチしてないと思ったら、
転職は結構簡単にできるからです。
転職エージェントというのは、
フカキョンがやっているデューダ子、あれです。
将来お世話になる学生さんも多いと思いますので、
今のうちからエージェントってなんだ?
と調べてみるといいと思います。

ちなみに私は大変お世話になって、
良い転職先に巡り合えましたが、
正直、新卒よりも100倍簡単に
仕事を見つけられました。
それくらいエージェントは優秀です。

 

ただし、このエージェントを活用するときに
重要になってくるのは、
今の仕事をどれだけ本気でやってきたか、
という姿勢
です。

これがダメだと良い仕事は回ってこないし、
良い仕事だったとしても、
それを自分自身が活かせないまま、
また転職を繰り返す、
という負のスパイラルに陥ります。

腐らずに良い姿勢を持ち続けることができる。
これは最も重要なポータブルスキルかもしれませんね。

 

話をまとめると、
ある程度は真剣に就職先を選ぶけれども、
あまり考えすぎずに、
ご縁のあったところで一生懸命仕事をして、
その人生経験を持って次なるステップを
エージェント活用や起業、
その他さまざまな仕組みを使って実現していく。
そのようなイメージを持って
仕事について考えてみるとよいと思います。

 

新卒はゴールではなく本当にスタートです。
そこから人生が始まります。
あと、社会人は何だかんだ楽しいですよ。
皆さんが良い仕事に巡り合えることを願っております。

 

ではでは。