Aguas的アニメ感想文@年末年始

あけましておめでとうございます。

 

年末年始はあちこちに行っていましたが、移動時間や夜は時間があったので、Prime Videoでアニメをめちゃくちゃ観ていました。

 

せっかくなので、昨年11月末から昨日までに観た以下について備忘録的に感想文を書いてみました。10点満点でザックリ評価もつけています。ネタバレはなしです。

 

鬼滅の刃

Dr.STONE
炎炎ノ消防隊
約束のネバーランド
・色づく世界の明日から
魔法使いの嫁
SHIROBAKO
花咲くいろは

 

⬛︎鬼滅の刃 9/10
鬼によって家族を壊された竈門炭治郎が、鬼への復讐を誓い、鬼の存在の謎を追い、生き残った家族を助けようとするストーリー。


キャラクター、世界観、作画、テンポと文句の付け所なく良かった。
もう少し引き延ばしても平気だと思うくらいサクサク進んで勿体ないくらい。
復讐の対象である鬼を哀れみ理解しようとする炭治郎の描写も凄くよい。
炭治郎の必殺技である「水の呼吸」の描き方が特徴的で好み。
禰豆子が強いのに弱いのが良くて、竹を咥えさせているデザインも好き。
残り1点は、映画と2期への期待。

 

⬛︎Dr.STONE    6/10
人類が謎の石化に見舞われ滅亡した数千年後の世界で、奇跡的に石化が解けた主人公の千空たちが、滅亡前の科学技術を駆使しながら生き抜こうとする物語。


物づくりとか科学が好きならハマれる内容。
千空のチート感が半端ない。
1期は助走期間にも感じたので、2期から爆発したら一気に伸びる可能性あり。
 


⬛︎炎炎ノ消防隊 7/10
人が突如として発火し焔ビトとなる恐怖から人々を守るために結成された特殊消防隊と、その隊員でありかつ自宅の火事によって人生を狂わされた森羅日下部が、焔ビトや森羅の過去の謎を解くべく奮闘する物語。


キャラクターの躍動感が伝わってくる戦闘シーンの作画と演出がとても良かった。
バトル物の宿命で、ややインフレ感が出てきているので、それが2期でどうなるかで今後の評価が結構変わりそう。
あと、、、、あずにゃん、、、?


⬛︎約束のネバーランド 6/10
書き出すと全部ネタバレするので書かないが、毎度、展開がひっくり返るスリルのあるアニメ。
世間より評価が低いのは、似たようなストーリーのマイナーなドラマを過去に知っていて、少し先が読めてしまったため。普通はもっと評価が高くて8-9点はあると思う。


⬛︎色づく世界の明日から 10/10
魔法使いの末裔である月白瞳美は、過去のトラウマから魔法を嫌うようになり、また色覚障害となってしまう。同じく魔法使いの祖母は、瞳美を60年前の2018年にタイムスリップさせ、当時高校生だった祖母自身と交流させることで、瞳美が抱える課題を解決しようとする。


期待せずに観たのだが、とても印象に残る作品となった。
基本的には学園もの。刺激は少ないし、キャラの個性も強くなく、淡々と話は進んで行くので、そういうのを期待する人には向かない。
何が高評価かというと、とにかく色づかいが丁寧で綺麗。水彩画の展覧会のよう。色覚障害の影響で世界がモノトーンにしか見えない点を上手く利用した、色の強調にも惹きつけられた。ありがちな現実世界に、スパイス的に魔法が添えられている程度のバランスが、コッテリしていなくて絶妙。付箋の回収をしっかりしつつも、最後まで視聴者に想像させる部分を残してくれる。全視聴後は、すっきりした読了感に包まれる良作。ここからP. A. WORKSの作品にハマった。


⬛︎魔法使いの嫁 5/10
すっごい惜しい作品に感じた。精霊のいる世界観が独特で少し不気味な感じはかなり好き。ただ、全体的に背景描写が少なく説明不足を感じてしまった。時折りみられるコミカルなタッチは箸休めになって好き。シルキーかわいい。


⬛︎SHIROBAKO  9/10
アニメーション同好会に所属した5人の女子高生が、また一緒にアニメを作ることを夢見て卒業した後の日常を描いた作品。全員アニメ関連の仕事や学校に通っている。


この作品の好きな点は2つあって、1つは、アニメを作るための労力が想像を絶することがわかって勉強になること。もう1つは、「夢」とは何かを考えさせられること。学生の時は、「〜になりたい」と具体的に言えないとダメな雰囲気が漂いがちだけれども、決してそんなことはなくて、目の前のことを頑張ってやっていたら、思っていなかった今に辿り着いたり、ある時ふとやりたい事が目の前に現れたり、そういう人生の歩み方も素敵だということを教えてくれる。進路に迷う学生さんは1度観て欲しい。


⬛︎花咲くいろは 9/10
恋人と夜逃げすることになった母親に振り回された結果、祖母が女将を務める老舗旅館で住み込み生活を送ることになってしまった松前緒花が、仲居として成長していく日常を追った物語。


キャラクターの個性がバランス良く、どの人も魅力的で、なおかつ落ち着いたストーリーに噛み合っている。女将の複雑な心情描写が表情を通じて上手く表現されていて、時折りグッとくる。最後まで軽やかに走り抜けてくれるので安心して視聴可能。P.A.WORKSの風景画は本当に綺麗で、それを観るだけでも一見の価値あり。
舞台となった金沢市湯涌温泉の宿は、アニメ終了後に閉館となったが、その後、「彩心-IROHA-」として再開したらしい。機会を見つけて行ってみたい。